POG2021-2022 ドラフト対策第13回【POG指名馬リスト HaL-note①】

POG2021-2022の指名馬リスト(HaL-note)を挙げていきます!
またYoutubeでもデータ分析を紹介しています。
なお、個人的にぜひ指名したい馬を『S』、一応リストアップしておく馬『A』、指名しない馬『B』という評価になっています。

指名馬選びのポイント

早い・生産者

以下は2020-2021シーズンの6月からNHKマイル終了時点までの3歳中央馬賞金トップ20です。

  馬名 厩舎 母父 馬主 生産者 デビュー月 デビュー競馬場
1 ソダシ 須貝 クロフネ ブチコ キングカメハメハ 金子真人ホールディングス ノーザンファーム 7月 函館
2 エフフォーリア 鹿戸 エピファネイア ケイティーズハート ハーツクライ キャロットファーム ノーザンファーム 8月 札幌
3 シュネルマイスター 手塚 Kingman セリエンホルデ Soldier Hollow サンデーレーシング Northern Farm 9月 札幌
4 タイトルホルダー 栗田 ドゥラメンテ メーヴェ Motivator 山田弘 岡田スタッド 10月 中山
5 ダノンザキッド 安田 ジャスタウェイ エピックラヴ Dansili ダノックス ノーザンファーム 6月 阪神
6 グレナディアガーズ 中内田 Frankel ウェイヴェルアベニュー Harlington サンデーレーシング ノーザンファーム 7月 新潟
7 メイケイエール ミッキーアイル シロインジャー ハービンジャー 名古屋競馬 ノーザンファーム 8月 小倉
8 ステラヴェローチェ 須貝 バゴ オーマイベイビー ディープインパクト 大野剛嗣 ノーザンファーム 7月 阪神
9 ワンダフルタウン 高橋義 ルーラーシップ シーオブラブ ディープインパクト 三田昌弘 ノーザンファーム 6月 阪神
10 バスラットレオン 矢作 キズナ バスラットアマル New Approach 広尾レース 三嶋牧場 7月 札幌
11 サトノレイナス 国枝 ディープインパクト バラダセール Not For Sale サトミホースカンパニー ノーザンファーム 6月 東京
12 ホウオウアマゾン 矢作 キングカメハメハ ヒカルアマランサス アグネスタキオン 小笹芳央 ノーザンファーム 6月 阪神
13 ヴィクティファルス 池添学 ハーツクライ ヴィルジニア Galileo G1レーシング ノーザンファーム 11月 阪神
14 レッドジェネシス 友道 ディープインパクト リュズキナ Storm Cat 東京ホースレーシング ノーザンファーム 7月 阪神
15 ファインルージュ 木村 キズナ パシオンルージュ ボストンハーバー 六井元一 ノーザンファーム 8月 新潟
16 ソングライン 林徹 キズナ ルミナスパレード シンボリクリスエス サンデーレーシング ノーザンファーム 6月 東京
17 ヨカヨカ スクワートルスクワート ハニーダンサー Danehill Dancer 岡浩二 本田土寿 6月 阪神
18 モントライゼ 松永幹 ダイワメジャー ムーングロウ Nayef キャロットファーム ノーザンファーム 6月 阪神
19 アカイトリノムスメ 国枝 ディープインパクト アパパネ キングカメハメハ 金子真人ホールディングス ノーザンファーム 8月 新潟
20 クールキャット 奥村 スクリーンヒーロー メジロトンキニーズ ダンスインザダーク シルクレーシング レイクヴィラファーム 6月 東京

見ると一目瞭然、共通点が2つあります。ノーザンファーム生産&デビューが早い(6月~8月)ということです。最近は10月以降の秋デビューで活躍する2歳~3歳馬は減ってきているのが事実です。一昔前は10月・11月デビューが王道でしたが、傾向は変わるものですね。
よって、指名馬の評価基準は、①ノーザンファーム生産 ②デビューが6月~8月を予定 ③厩舎と血統、の3つです。

種牡馬別2歳馬評価

ディープインパクト産駒

まずコマンドラインとコリエンテスは特に記載しなくても、どこでも人気確実でしょうから割愛します。ちなみにどちらも入厩していてコマンドラインは6月デビューが決まり、コリエンテスもこのままいけば6月中にはデビューできそうですね。どちらを上に取るかといえば、コマンドラインですね。馬格があることと、コリエンテスが初仔であること。またディープインパクト産駒の牡馬は国枝厩舎も堀厩舎も期間内重賞勝ちが少ないのですが、堀厩舎は数を使わず無理をさせない厩舎ですから、POG的には国枝厩舎の方がいいかもしれません。
本題です。以下はディープインパクト産駒の主な評価です。

評価 母名 馬体重 厩舎 母出
産齢
母父名 生産者 血統 厩舎 早め
A ウィキッドリーパーフェクト 506 美・国枝 11 Congrats ノーザンF ★★ ★★  
B ウェイヴェルアベニュー 469 メス 栗・中内田 8 Harlington ノーザンF ★★ ★★  
B キラーグレイシス   栗・斉藤崇 10 Congaree ノーザンF  
B サロミナ 421 メス 美・国枝 10 Lomitas ノーザンF ★★ ★★  
A シーヴ 490 栗・高野 10 Mineshaft ノーザンF  
S テディーズプロミス 469 メス 栗・松永幹 11 Salt Lake ノーザンF ★★ ★★
S ピースアンドウォー 423 メス 栗・藤原英 7 War Front ノーザンF  
S フォエヴァーダーリング 532 栗・矢作 6 Congrats ノーザンF ★★
B ベネンシアドール 469 美・国枝 13 キングカメハメハ ノーザンF ★★ ★★  
B ヤンキーローズ 418 メス 美・国枝 6 All American ノーザンF   ★★  
B ラヴズオンリーミー 498 栗・矢作 13 Storm Cat ノーザンF ★★ ★★  

ディープインパクト産駒を指名できるほぼ最後のPOGなんですが、正直今年のディープインパクト産駒で何としても指名したいという馬は例年より少なかったですね。その中でも個人的に上位評価したのが、5頭います。以下簡単なレビューです。
ディープインパクト産駒のポイントは、母米国型と兄姉です。

①母ウィキッドリーパーフェクト(馬名フォーグッド) 評価A

ディープ×母父A.P.Indy系で母は米G1勝ち馬、全兄にハートレーとプロフィールが優秀。一番の推しポイントは、私がディープインパクト産駒を選ぶ際、最重要視している『全兄or全姉が1頭だけいるディープインパクト産駒』に該当するからです。これは完全にアノマリーなんですが、あるPOGで記事を読んでから積極的に該当馬を指名。これをもとに、アルアイン・フィエールマン・リアアメリア・サトノレイナス・レッドジェネシスなどを指名しました。ちなみに、全兄・全姉より馬体重が大きいとさらに当たりの可能性が高いです。
今年の2歳馬でノーザンファーム生産の該当馬は2頭だけです。牡馬の国枝厩舎という気になる点はありますが、一流厩舎ですから文句は言えません。最大のネックはデビュー時期が秋である点です。デビュー時期が夏までなら文句なしにSでした。

②母シーヴ(馬名ショウナンアデイブ) 評価A
この馬も母ウィキッドリーパーフェクトと同様に、ディープ×母父A.P.Indy系で母が米G1勝ち馬、ディープインパクト産駒の走るアノマリーデータにも該当しています。さらにセリで5億1000万円と、非常に前評判の高い馬です。こちらもデビューは秋を予定なのがマイナス。また高野厩舎はマイル以下のイメージが強いので、クラッシック向きの馬と合わない可能性もあり、A評価。

③母テディーズプロミス(馬名マイシンフォニー) 評価S
すでにゲート試験に合格し、8月までにはデビューが見込めそうである点、半兄マイラプソディが期間内重賞勝ち、母は米G1勝ち馬とプロフィールは十分。馬主のキーファーズにひっかかる方もいるかもしれませんが、ディープインパクト産駒×キーファーズ×松永幹厩舎は4頭すべて勝ち上がっていることからも、活躍は期待できると判断しました。

④母ピースアンドウォー(馬名デイジーラック) 評価S
こちらも母が米G1勝ち馬、厩舎もディープインパクト産駒で定評のある藤原厩舎と申し分なし。さらに半姉ヴァルキュリアは途中骨折もありながらも、ダートで2戦2勝。勝ち方も、出遅れから上がり最速で楽勝と強い内容。父ディープインパクトに変わり、芝で切れる脚がイメージできますね。
不安要素は馬体重。今後成長するとは思いますが3月時点で420㎏程度なので、あと40㎏~50㎏くらいは欲しいところです。

⑤母フォエヴァーダーリング(馬名未定) 評価S
初仔の半姉モンファボリは函館芝1200新馬戦でレコード勝ち、母は米G2勝ち馬で祖母Darling My Darlingはゼンノロブロイの半姉にあたりますので、近親に日本での活躍馬が多くいる牝系です。矢作厩舎かつ夏頃のデビューも見込めそうである点もプラス材料。

 

キングカメハメハ産駒

キングカメハメハ産駒の牝馬は指名しないというマイルールがあるので、リストアップからすでに外しています。なので母リアアントニアや母ローザブランカは評価対象外となっています。

評価 母名 馬体重 厩舎 母出
産齢
母父名 生産者 血統 厩舎 早め
S ウリウリ 486 栗・藤原英 9 ディープインパクト ノーザンF ★★  
B シンハライト 435 栗・池添学 6 ディープインパクト ノーザンF ★★    
A ヒストリックレディ     9 ネオユニヴァース ノーザンF ★★    

キングカメハメハ産駒のポイントは、母父が日本のクラシック勝ち馬であることです。
①母ウリウリ(馬名カラパナブラック) 評価S

母ウリウリは芝マイル以下重賞2勝の快速馬、伯父にマカヒキと血統背景は十分。さらに母父ディープインパクトであり、キングカメハメハ産駒は母父にクラシックで活躍したSS系種牡馬が好走馬の条件であることもクリアしている点をプラス。また、金子真人ホールディングス所有馬は、セレクトセールよりも父・母ともに金子ブランド血統の方が走る傾向がありますね。

②母ヒストリックレディ(馬名ベネフィック) 評価A
キンカメ×母父ネオユニはサンプルが少ないですが、ダービー3着のコズミックフォース、今年の3歳馬サルファ-コスモスなど活躍馬が出ています。この2頭は兄妹なので母が優秀だということも考えられますが、この馬もベガ一族で血統的には十分でしょう。情報が少なく、厩舎が不明であることからもAとしています。

 

キズナ産駒

評価 母名 馬体重 厩舎 母出
産齢
母父名 生産者 血統 厩舎 早め
A ルミエールヴェリテ   栗・中竹 12 Cozzene ノースヒルズ ★★  
S レディインディ 509 メス 栗・矢作 18 A.P. Indy 服部牧場 ★★ ★★

キズナ産駒のポイントは母父ナスルーラ系×上位厩舎です。キズナ産駒のPOG期間内の重賞勝ち馬のほとんどがこの条件に該当します。非ノーザンでも活躍馬が多く出ているため、気にせずノーザンファーム以外の馬を選びました。今年のキズナ産駒で母父ナスルーラ系×上位厩舎は厩舎がわかっている中ではこの2頭しかいません。

①母ルミエールヴェリテ(馬名アランヴェリテ) 評価A
兄姉5頭中、初仔を除く4頭が勝ち上がりと優秀。半兄リアンヴェリテはダートで7勝、全兄キメラヴェリテは地方ですがG3北海道2歳優駿を勝ち、さらにOP若葉Sで2着と健闘。厩舎もキメラヴェリテと同じ中竹厩舎であることもプラス材料。牧場の評価も高いのですが、ダートの可能性が高いこと、デビュー時期が未定であることでA止まり。

②母レディインディ(馬名レディベル) 評価S
祖母Fijiは米G1を2勝した名牝。半兄にダートで6勝したリーゼントロックがいます。矢作厩舎×キズナ産駒×非ノーザンでバスラットレオンと同じようなプロフィールで期待が持てます。さらに調教が進んでいるようで夏にはデビューできそうな点も評価。ダートの可能性は否定できませんが、牝馬であることから芝適性があると見込んでいます。

 

ダイワメジャー産駒

評価 母名 馬体重 厩舎 母出
産齢
母父名 生産者 血統 厩舎 早め
SS モルジアナ 458 メス 美・木村 7 Dubawi ノーザンF ★★

ダイワメジャー産駒は1頭のみの紹介、というよりこの馬だけ指名できればダイワメジャー産駒は十分と判断しました。なので『S』ではなく特別に『SS』にしています。

①母モルジアナ(馬名コラリン) 評価SS
ダイワメジャー産駒のポイントはノーザンファーム×母父欧州型(特にネイティブダンサー系)×募集金額またはセリ価格が6000万未満です。この馬はそれらをすべて満たしている上、すでに一度入厩し坂路で57.9-12.8の早い時計を出せています。デビューもこのまま順調に行けば、6月札幌⇒函館2歳Sを狙ってもらいましょう!初仔ですが馬体重も460㎏近くあり、この時期に入厩している時点で気にしなくていいです。また短距離馬なので人気にもならないでしょうから、絶好の狙い目です。

 

 

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