2020-21POG 2歳戦注目馬【11/28 京都2歳S】

2歳戦に想定されている注目馬を紹介！
なお特に表記がない場合、データの対象期間は近5年になっています。
今年は阪神での開催ですね。距離や内回りは変わらないですが、名前が『京都』なのに阪神でのレースというのがしっくりこないですね。。
近年5年の勝ち馬にはクラシック以降で活躍した馬があまりいませんが、OP時代のときではエピファネイアやヴィクトワールピサといったG1馬が勝ったレースとして有名です。

阪神11R 京都2歳S
芝2000

過去のレース傾向

今年は阪神芝2000のため、過去の京都2歳Sではなく同時期に行われるエリカ賞で傾向を見てみます。重賞と1勝クラスではレースの格が異なると思われますが、今回の出走予定馬には2勝馬や重賞2着馬はいませんので、例年のエリカ賞の出走馬と実績はほぼ変わりません。

※上がり3Fの黄色⇒1位、青色⇒2位を表します。
やはり芝2000内回りということで明らかに4角の位置が重要になっています。4角で3番手以内にいない馬は上がり最速または2位の脚が繰り出せないと3着以内は難しいということがわかります。
さらに、4角3番手以内かつ3着以内に好走した馬は10頭いますが、前走で4角2位以内が7頭、距離延長が3頭該当しており、前走で位置が取れたかまたは1800以下の速い流れを経験している馬でないと好走できていません。
一方、上り最速で3着以内の馬は5頭いて、そのうち4頭が前走で上がり2位以内です。当たり前ですが、前走でも速い上りが出せていなければ厳しいと言えるでしょう。

上記データから今回好走可能性が高い該当馬を2頭紹介。
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バスラットレオン

騎手：坂井
父：キズナ
母：バスラットアマル
性別：牡
厩舎：矢作

戦歴

新馬戦は札幌芝1800、逃げてからの上がり33秒台の最速で楽勝。2戦目は札幌2歳Sで1番人気に支持されるも、直線でソダシ、ユーバーレーベンに差され3着。

調教

11/18栗CW良 コントレイルと併せて外を先行から先着と好内容。

総評

コントレイルが初めて調教で遅れた相手として人気になりそうですね。戦歴からも前の位置が取れることも魅力です。キズナ産駒は芝2000重賞でいまだに3番人気以内に支持された馬がいないのが不思議ですが、G2G3で穴をあけている馬が複数出ています。不安要素は京都2000より阪神2000の方がタフさが求められるので、1800しかレースをしていない点でしょう。

ラーゴム

騎手：武豊
父：オルフェーヴル
母：シュガーショック
性別：牡
厩舎：斉藤崇

戦歴

新馬戦は今回と同コースの阪神芝2000で4角3番手から抜け出し、上がり最速で勝利。2戦目はOPアイビーS(東京芝1800)で先行から抜け出すも、オーソクレースの差し脚に屈し、タイム差なしの2着の惜敗。

調教

11/18栗CW良 古馬OP相手に馬なりで追走からやや先着。

総評

オルフェーヴル産駒だけに今回2000への距離延長は大きなプラスでしょう。1勝クラス以上の阪神芝2000のオルフェーヴル産駒は5-2-3-14で勝率20%/複勝率42%と優秀な成績。調教も良く、現状の本命候補の1頭です。一方、前走オーソクレースは出遅れ&直線捌けずと不利がある中でも差し切られたことから、オーソクレースが相当強い可能性もありますが、アイビーSの2着以下の力がないという可能性も残っています。

ワンダフルタウン

騎手：和田竜
父：ルーラーシップ
母：ディープインパクト
性別：牡
厩舎：高橋忠

戦歴

新馬戦(阪神芝1800)で東スポ杯勝ち馬のダノンザキッドに0.5差に敗れるも、次戦の未勝利戦(新潟芝1800)で8馬身差の圧勝劇。前走は萩S(京都芝1800)で1番人気に支持され、上がり最速で追い込むも前残りを許し、3着に敗れています。

調教

11/18栗CW良 2歳未勝利と併せ、大きく追走から先着。ラスト強めに追われながら80.9-12.3とタイムも上々。

総評

3戦ともに異なる競馬場ですべて上がり最速が繰り出せているように、最後の差し脚が武器。前走は中間で体調不良があり順調さを欠いていましたので、今回体調が万全であれば、十分に勝ち負けできる力を秘めていると思います。
懸念点はルーラーシップ×母父ディープインパクト、この血統配合でキセキ以外に重賞連対馬がいまだ出ていません。晩成型の産駒が多いのかもしれません。

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