2020-21POG 新馬戦注目馬【6/14(日)東京&阪神】

新馬戦の中から、注目馬をpick up!
なお特に表記がない場合、データの対象期間は近3年になっています。
調教データは競馬ブックのタイムを参照しています。

6/14 東京5R 芝1800m

オブデュモンド

騎手:Mデムーロ
父:ドゥラメンテ
母:クイーンオブトロイ
性別:牡
厩舎:藤沢和
馬主:多田信尊
生産:北星村田牧場
藤沢厩舎×多田さんの馬は10頭中7頭が勝ち上がっており、堅実。代表的な馬は短距離で活躍したエポワスがいます。
話題のドゥラメンテ産駒ですが、先週4頭がデビューし、アスコルターレが1番人気1着でした。まだ4頭しかデビューしていないので傾向はつかめませんが、クロスが少ない方が気性的にプラスになるような感じがしています。

調教

◆木幡育 6.3 美坂 良 53.6-38.6-25.0-12.4 馬なり余力
メリディアンローグ(古馬1勝)馬なりを0.5秒追走同入
◆助手 6.7 美坂 良 54.8-40.2-25.6-12.4 馬なり余力
カランドゥーラ(新馬)馬なりを0.8秒追走同入
オブデュモンドは4月から入厩していて、2か月間みっちり乗り込まれています。6.7の調教時計、藤沢厩舎の馬なり調教で全体54秒台&ラスト12.4は良いと思いますね。

総評

兄弟や母系に日本での活躍馬がいないので、正直血統的に推せる要素は少ないです。ただし4月入厩から6月デビューを目標にしてきて、ここまで順調な調整ですから、この点はプラスでしょう。

グアドループ

騎手:レーン
父:ヴィクトワールピサ
母:マンビア
性別:牡
厩舎:田村
馬主:平井裕
金額:7600万円
生産:ノーザンファーム
育成:ノーザンファーム早来
半兄にG2デイリー杯2歳S 4着のダノンジャスティス(父Kingman)がいます。

調教

◆助手 5.28 美南W 良 66.2-51.0-37.9-12.7 馬なり余力
ガニアン(三未勝)一杯の内0.2秒先着
◆助手 6.4 美南W 良 65.2-50.9-36.9-12.4 強め
プロース(古馬1勝)一杯の内0.2秒先着
6.4の調教をレーシングビュアーで確認したところ、併せた外のプローフはムチが2発入っています。グアドループも強めに追ってはいますがムチはなし。

総評

父Kingmanのダノンジャスティスが芝で新馬勝ちしています。さらに調教を見てもグアドループは結構期待が持てるのではないでしょうか。レガトゥスを倒すとしたらこの馬だと思います。

レガトゥス

騎手:ルメール
父:モーリス
母:アドマイヤセプター
性別:牡
厩舎:木村
馬主:サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム
育成:ノーザンファーム早来
半姉にG3京成杯2着の
スカイグルーヴがいます。個人的にはその上のラディアントパレスを指名していたので、気になっていた血統です。祖母は名牝アドマイヤグルーヴ、叔父にドゥラメンテ、新種牡馬モーリス産駒ということもあり、POG指名者は多いでしょう。

調教

◆助手 5.31 美坂 良 54.9-39.6-25.8-12.6 馬なり余力
ヒシマーシャル(三未勝)強めを0.8秒追走同入
◆ルメール 6.3 美南W 良 82.6-66.4-51.8-38.1-11.7 馬なり余力
ロシュフォール(古馬オープン)末強めの内0.4秒追走同入
レーシングビュアーの映像を見てみると、実際は3頭併せの中央です。南Wで6Fから追われていることからも負荷をかけられている調教内容です。ロシュフォールはG3新潟大賞典3着のオープン馬。

総評

6.3の調教は良かったと思います。一方、馬体重が540㎏ほどあり、ルメールが「動きが重い」と言っていたそうです。血統的には大当たりしても何ら不思議ではありませんが、気になるのはやはり『モーリス産駒』。開幕週に7頭のモーリス産駒が出走し、最高着順はブエナベントゥーラの2着。さらに7頭のうち人気よりも上の着順に来たのが、阪神芝1600mで7番人気2着だったウインメイユールのみ。もしかすると、やや過剰人気になっているのかもしれませんね。

6/14 阪神5R 芝1600m

グランデフィオーレ

騎手:川田
父:ドゥラメンテ
母:グランデアモーレ
性別:メス
厩舎:藤岡
馬主:キャロット
購入金額:3000万円
生産:白老ファーム
育成:ノーザンファーム空港
兄のグランデマーレ(父ロードカナロア)はデビューから2連勝、特に2戦目の葉牡丹賞(1勝クラス 中山芝2000m)は1:58.9の2歳馬芝2000mレコードをたたき出しています。のちに骨折が判明してクラシック戦線から離脱を余儀なくされましたが、葉牡丹賞の3着馬は、後の共同通信杯1着/皐月賞6着のダーリントンホールだったことから、レースレベルも高かっただけに、ホープフルSでの走りを見たかったですね。

調教

◆助 手 6.3 栗東 坂良 1 回-53.3-38.8-25.0-12.7 一杯
シャドウハンター(古馬3勝)馬ナリを0.2秒追走同入
映像での確認ができないので詳細は分かりませんが、全体時計は栗東坂路の2歳馬の中で6位の数字です。

総評

グランデマーレの活躍を見ると、期待が出来そうですが、1つ気になるのはサンデー3×3のクロスです。これからこのクロスを持つ馬がたくさんデビューしてくると思いますが、血の濃さがどう影響するか、まだまだ不安ではありますね。

ホウオウアマゾン

騎手:未定
父:キングカメハメハ
母:ヒカルアマランサス
性別:牡
厩舎:矢作
馬主:小笹芳央
購入金額:1億4000万円
生産:ノーザンファーム
育成:ノーザンファーム早来
叔父カレンミロティック、半兄ギモーヴ、半姉クインアマランサスと近親に活躍馬が多い血統です。

ホウオウ×矢作×キンカメといえば、ホウオウライジンですね。2年前の指名馬でした。。現在は2勝クラスのダート戦で活躍しています。

調教

◆坂井瑠 6.3 栗東 CW良 83.6-67.4-52.3-38.5-12.4 一杯
カフジロッソ(古馬2勝)一杯の内を1.2秒追走0.1秒先着
6.3の栗東CWは全体的にタイムが良く出ていたと思いますが、古馬2勝クラスを1.2秒追走して先着は価値があります。

総評

馬名登録が遅く、本当に開幕2週目にデビューするのか不明でしたが、追切を見ていると順調そうですね。ドゥラメンテ産駒対キンカメ産駒の対決はどちらに軍配が上がるのでしょう?

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