POG2021-2022 ドラフト対策第15回【POG指名馬リスト HaL-note③】

POG2021-2022の指名馬リスト(HaL-note)第3弾です。
Youtubeでもデータ分析を紹介しています。
なお、個人的にぜひ指名したい馬を『S』、一応リストアップしておく馬『A』、指名しない馬『B』という評価になっています。

種牡馬別2歳馬評価

エピファネイア産駒

評価 母名 馬体重 厩舎 母出
産齢
母父名 生産者 血統 厩舎 早め
A サンエルピス   栗・五十嵐 8 キングカメハメハ ノーザンF ★★  
A テネイシャス   栗・池江寿 4 キングカメハメハ ノーザンF ★★ ★★  
S ボージェスト   メス 美・手塚 8 キングカメハメハ ノーザンF ★★
B リラヴァティ 414 メス 栗・平田 8 ゼンノロブロイ ノーザンF ★★    
A ルールブリタニア 500 美・宮田 6 ディープインパクト ノーザンF ★★  

エピファネイア産駒のポイントはSS4×3クロスが必須で、母父SS系以外だと母父キングカメハメハが良いです。さらに祖母や近親にG1連対馬がいることが条件です。上記5頭はいずれも満たすのですが、B評価の母リラヴァティは馬格が小さかったり、頓挫があったりと順調さに欠けるため評価を下げています。

①母サンエルピス(馬名チェンジザワールド) 評価A
母サンエルピスは1勝で引退も、祖母がフサイチパンドラ、叔母にアーモンドアイとG1馬が近親に2頭もいます。すでに坂路入りしており、デビューも早くが見込めそうです。エピファネイア産駒は厩舎を選ばないというデータがありますが、五十嵐厩舎という点でA評価止まり。血統的には条件をすべて満たしているので、一発狙いでしょう。

②母テネイシャス(馬名フォースクエア) 評価A
エピファネイア×母父キングカメハメハ×母母父SSはデアリングタクト、スカイグルーヴと同じです。さらにノーザンファーム生産だと10頭中5頭が勝ち上がっています。祖母ヒカルアマランサスはG1ヴィクトリアマイル2着、叔父に今年のG3アーリントンCを勝ったホウオウアマゾンがいます。池江厩舎は近年昔ほど実績を残せていませんが、それでもコンスタントにダービーに出走させている実力厩舎。デビュー時期が未定である点がネックです。

③母ボージェスト(馬名ソネットフレーズ) 評価S
こちらも母父キングカメハメハ×母母父SS。ボーンシストで育成が遅れていると思っていましたが、すでに回復し天栄に移動しています。
祖母アドマイヤグルーヴ、叔父ドゥラメンテとこの馬も血統背景は十分。半兄ボーデンもG2スプリングS3着と健闘しました。厩舎も良いのですが、最近いろいろなところでこの馬の名前を見るので、おそらく上位人気してしまうでしょうね。

 

ハービンジャー産駒

評価 母名 馬体重 厩舎 母出
産齢
母父名 生産者 血統 厩舎 早め
S クルミナル   美・栗田徹 7 ディープインパクト ノーザンF ★★   ★★
S ジュモー   栗・西村 13 タニノギムレット ノーザンF ★★
S ディアデラノビア 470 栗・中内田 17 サンデーサイレンス ノーザンF ★★ ★★

ハービンジャー産駒のポイントは母父SS系(サンデーサイレンス・ディープインパクト)、またはキングカメハメハ。母方にダンチヒやリファールを持っているといいですね。

①母クルミナル(馬名アライバル) 評価S
母クルミナルは桜花賞2着、祖母クルソラは亜G1勝ち馬。半姉ククナもクイーンS2着とPOG期間で活躍しています。母父ディープインパクトで血統的に良く、さらにすでに6/19東京芝1600デビューが決まり、順調。牧場での評価も高く、栗田調教師からも『走る!』という言葉が出てきており、期待感が高まりますね。

②母ジュモー(馬名フォアランナー) 評価S
母父タニノギムレットは条件には合致しませんが、全兄プロフェット・全姉クロワドフェールともに2勝しており、プロフェットはG3京成杯を勝っています。半兄にはG3京都2歳Sを勝ったクラージュゲリエもいて、血統的に魅力十分です。北海道でデビューが予定されていて、おそらく7月函館でしょう。

③母ディアデラノビア(馬名グランディア) 評価S
母ディアデラノビアはG2フローラSを含む芝重賞3勝、さらに繁殖としても優秀で半姉ディアデラマドレ、全兄ドレッドノータスと2頭の重賞勝ち馬を輩出するだけでなく、産駒の9割が勝ち上がりと堅実な一族。さらに兄姉に比べ、デビューが早いことが大きなプラスで、夏にはデビューが出来そう。全兄が3頭いてすべて3勝以上していることからも確実性が高いと判断。

 

その他の産駒

評価 父名 母名 馬体重 厩舎 母出
産齢
母父名 生産者 血統 厩舎 早め
A Caravaggio オールドタイムワルツ 486 栗・安田隆 5 War Front ノーザンF ★★ ★★
A Frankel Stacelita 430 メス 栗・友道 13 Monsun 英国産 ★★ ★★  
S Shalaa タリサ   栗・安田隆 6 Pour Moi ノーザンF ★★ ★★
SS ドゥラメンテ ベルアリュール2 480 メス 栗・須貝尚 14 Numerous ノーザンF ★★ ★★
S ビッグアーサー マリアヴァレリア   栗・須貝尚 18 サンデーサイレンス ノーザンF ★★

ここまで扱った種牡馬以外の産駒で注目馬を紹介します。
①母オールドタイムワルツ(馬名アグリ) 評価A
父Caravaggioは芝1200mの英G1勝など短距離で活躍。安田厩舎は短距離馬の育成に定評があり期待が持てます。すでに坂路入りしていますが、まだ56.4-13.1と早い時計は出していません。札幌1週目デビュー予定だったらしいのですが、相手を見て避けたという点からも自信があまりないのかと疑ってしまいましたのでA評価。

②母スタセリタ(馬名スタニングスター) 評価A
母スタセリタは海外G1を6勝した名牝。全姉にG1を2勝したソウルスターリングがいます。すでにゲートは合格していますが、友道厩舎がまだ精神的な成長が必要と判断し、デビューは秋以降となりそう。
牝馬だけに気性面は大きく影響するということでA評価。

③母タリサ(馬名ダグザ) 評価S
Shalaa産駒は3頭がデビューし2頭勝ち上がっています。すでに6/13中京芝1200デビューが決まっていて順調。この馬も母オールタイムワルツと同じく安田厩舎で短距離路線で活躍が見込めます。
さらにもう1点の推しポイント、それは1口馬主権が『ノーザンホースパークマラソン景品』になっていることです。過去にはハープスター、シンハライト、リスグラシューなど数多くの活躍馬がマラソン景品になり、POG界では有名になりました。
ちなみに今年、他に景品になっている馬は、母ユキチャン(父ドレフォン)、母シュペトレーゼ(父モーリス)、母オリエンタルポピー(父エピファネイア)の全4頭です。先ほど挙げたハープスターなどは共通点があり、それはすべて馬主がキャロットファームである点です。母オリエンタルポピーは軽い骨折でデビューが遅れそうなので、母ダグザに期待です。

④母ベルアリュール2(馬名ベルクレスタ) 評価SS
ドゥラメンテ産駒は今年の2歳が2年目産駒になるので、傾向が掴めていないのですが、賞金上位を見るとミスプロのクロスがあることが1つの条件になりそうです。なので意外と、『母系にSSなし』『母は米国血統より欧州血統』の方が産駒が走っています。この馬はミスプロの4×3を持ち、かつ母は欧州血統と条件をクリア。さらに最近2歳3歳戦で大活躍の須貝厩舎で、6/12中京芝1600でデビューと好条件が揃っています。4月末に一度入厩したときには坂路で53.5-12.8、最近だと5/20に54.8-12.6を計測と順調です。ハズレはないと期待しています。

⑤母マリアヴァレリア(馬名グットディール) 評価S
先述の母オールタイムワルツが避けたのがこの馬だと言われていますね。驚愕したのが5/6坂路で49.9-12.9を叩きだしたということです。ソダシと併せ馬をしたこと、騎手騎乗とはいえこのタイムを2歳で出せたこと、これらから能力があると言っていいのでしょう。逆に坂路でこれだけ早いタイムということは間違いなく短距離もしくはダート馬でしょうが、デビューも早いので稼いでくれる見込があります。札幌芝1200デビューから函館2歳が見えます。

 

 

 

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